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松下政経塾に学ぶ「人間磨き」 働くということ

山のような商品の知識を詰め込んで、松下製品がどんなにいいか早口でまくし立てていた自分に気づきました。

丹羽会長は、私たちに山の絵を描いてみせられました。「人には立場がある。このあたりの人が言ったり考えたりすることと、トップの人が決断することでは影響も違う。わかるか?」。

「新しいもんばかりを追っかけているが、変わらない部分が大部分なんや。新しいもんと古いもんは常に半々にせな。君らも気をつけなはれ」。

改革とは、変えるべきところと変えるべきでないところとを峻別するところから始まる。何を守りたいのか? その守りたいもののために変える。改革の真髄のようなものがぼんやりと頭の中で像を結ぶのを実感しました。

人知ではどうにもならないこともあります。変えられないことを受け入れる姿勢も大事です。

変わらない強い意思を研ぎすましながら、変えられる事を変えるための知恵を磨き、変えられる事を変える勇気を持つ。そのような指導者像を政経塾で教えていただきました。

「それはなかなか立派なことや。塾生の研修は皆そうでなければいかんな。世の中のことを頭で考えるのではなくて、自分自身がその中に飛び込み、体で勉強するというのでないと本物にならない」。