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田中秀征の一言啓上 指導者の“劣化”が政治を“劣化”させる

私はかねてから、政治家には(1)指導者要員と(2)員数要員の2種類があると思っている。

この2つを隔てる垣根は驚くほど高く、員数要員が大臣歴を重ねて政策に精通したとしても、それだけで指導者要員に転換できるわけではない

指導者要員は、その時代の問題状況を自ら体現した人のこと。それが政治家としての登場の動機になっている人のこと。そうでなければ、閉塞した時代を打開する力にはなり得ないのである。

政治だけでなく、行政も企業も、もし“劣化”が著しければ、それは指導者が劣化しているからだ。

竹下内閣の頃までは、派閥の領袖クラスは政局を読むことが出来てそれに基づいて発言していた。
ところが、小沢一郎が出て行って加藤や山崎が幹部になると、読むことができないのに形だけ幹部の発言だからマスコミは報道するが、それは自分の願望をしゃべってるだけだった。
以降、政局に軸がなくなった。