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「潔白」を一貫主張=公判通じ捜査批判−佐藤前知事

「信じられないことが現実に起きている。キツネにつままれた感じ」

「存在しない事実が証言として飛び交い、白昼夢を見る思い」「うその証言を聞いて、叫び出したい気持ちだった」

「筆舌に尽くし難いじゅうたん爆撃」「地獄絵図のように恐ろしい」

「政治生命はおろか、全人格を否定された」

「嫌疑はまったくの事実無根。潔白は必ずや証明されると確信している」

【福島県ダム汚職】佐藤前知事兄弟に有罪判決

 前田側は、祐二被告にダム工事を受注したいとの意思を伝えたことや、土地購入に謝礼の趣旨があったことを認めたが、職務権限のある栄佐久被告には直接働きかけていなかった。
 このため、検察側は(1)栄佐久被告が前田側に便宜を図った(2)栄佐久、祐二両被告が土地取引をめぐって共謀した−などの点を立証する必要があった。

【福島県ダム汚職】厳しく説教続けた裁判長

山口雅高裁判長(52)

宗像紀夫弁護士

 訴訟指揮は厳しく、今回の裁判でも、あいまいな証言を繰り返す証人を厳しくしかりつけることが多かった。

【福島県ダム汚職】前知事、有罪判決に身動きひとつせず
【福島県ダム汚職】全国で相次いだ知事の逮捕

 前福島県知事、佐藤栄佐久被告(69)が逮捕された平成18年後半は、わずか50日足らずの間に福島のほか、和歌山、宮崎両県でも知事が逮捕される異常事態となった。栄佐久被告の立件は、地方行政で強大な権限を握る知事の腐敗を改めて明らかにするきっかけだった。

【福島県ダム汚職】前知事が会見 「存在しない事実認定され残念」

 終始、淡々とした表情で会見に応じたが、「弁護団がつぶしてくれたと思った検察側の主張が、判決では生き返っていたのが残念だ」と判決への不満をあらわにした。

 弁護人の宗像紀夫弁護士は、「今回の判決は誤判である。裁判所は真実にたどり着いていない」と言い切った。

 弟の祐二被告(65)は弁護団を通じて「法治国家日本は偽りだったのかと憤懣(ふんまん)やるかたない思いです。こんな刑事司法が許されたのでは、だれもが犯罪者に仕立て上げられてしまいます」とのコメントを発表した。