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「工学部を解体せよ」〜さらば工学部(1)

 日本では、大学入学試験における工学部への志願者は、ピークの1992年度に延べ人数で62万人に達したが、その後急速に減少し、2007年度は6割減の27万人に落ちた。

研究には力を注げていたが、産業の土台となる技術が揺らいでいるのではないかと思うのです。

研究者というのは、特定の領域に秀でて、未知の真理を追究していくものです。それに対して、技術者は物理、化学、生物などの基礎科学知識を総動員して、新しい発明を行う人々のことをいいます。

 モノ作りをするうえでは、研究だけではどうにもならないのです。生活の中のニーズを汲み取って、大量生産可能な商品にするプロセスを作り上げていく。

 大学が特殊な議論に終始している面もあるでしょうが、基礎科学の教え込みをしてほしい。理系教育の危機はそこにあります。