宮田秀明の「経営の設計学」新しい経営に必要なのは新しい図を描くこと
見ることは単純なことのようだが、実は易しくない。見ているつもりで見ていないことは多いし、図の描き方が悪いと正しい見方ができないことも多い。単なる折れ線や棒グラフの図では一番表面的なことしか見えないことが多い。ましてや、数字だけの総括表だけでは、良かったか悪かったかの結果しか分からなくて、結果だけを議論するようなその場主義の経営につながってしまうだろう。
アメリカズカップ艇の開発を行っていた時、いつも解析結果や実験結果の図化の仕方を考えていた。定型的な図化の仕方しか示さないスタッフに言った。
「また同じ図を使って理解しようとしているね。新しい図を描きなさい。新しい図を描くことが設計の進歩を加速させることになるはずだ」
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080828#1219879191
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080827#1219821853