2008-10-02 ■ 経済 経済 分子生物学者 福岡 伸一 ほとんどすべて生物は、自分の生活空間を限定し、食べるものを限定している。つまり、ニッチを持ち、ニッチを守っている。そのことによってできるだけ他種との競争を避け、棲み分けを行っているのだ。もし、生物の原理が、適者生存・弱肉強食のみであったなら世界はこれほどまでに多様性に満ちてはいなかっただろう。 <中略> 音についてもニッチがある(略)音のレベルでも棲み分けている (日経新聞夕刊)