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中川秀直公式Webサイト - トゥデイズアイ : （埋蔵金）「埋蔵金埋め戻し」を財政再建として擁護してはいけない by nakagawa

さて、「霞ヶ関埋蔵金」論争の本質は、「誰のものか」という議論である。国民のものか、役人のものか、である。霞ヶ関埋蔵金は、役人の既得権益の根幹である。一部のマスコミは、知らないうちに「役人のものである」の論理に乗り始めているようだ。すでに、今日の一部の新聞社説、一部のテレビコメンテーターには、役所のレクがたっぷりとされている形跡がみられるのは残念だ。霞ヶ関とマスコミのステルス複合体がまた動き始めたのか。

ふだんは霞が関の既得権益と戦っているようなポーズをとるマスコミが、いざ、霞ヶ関の既得権益の根幹にかかわると、霞ヶ関の擁護に回るという姿は、新聞記者出身者として、見たくもない。「不勉強でした」などという言い訳は、あなたたちには許されない。正直に「ステルス複合体です」と言えばいいのではないのか？