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田中秀征の一言啓上 “自らの手で解散”が危うくなった麻生首相

 おそらく、麻生首相は小沢代表との党首討論に過剰な自信と期待を抱いていたのだろう。要するに「小沢代表は党首討論が苦手で嫌い」と思い込んでいたのだ。

麻生首相は、自分の「人気」についても過信していたのではないか。

これでは政策に対する判断力を疑われているだけでなく、政治状況に対する判断力も持ち合わせていないことになる。

 小沢代表との党首討論は、麻生首相の「最後の切り札」だったであろう。しかし、これが失敗に終わったのだからもう残るカードはない。これから、首相が党首討論に及び腰となり、代わって小沢代表が積極的に討論を仕掛けるかもしれない。その帰趨も目に見えている。

 麻生政権の支持率の急落の原因は、この発言のごとく今まで陰に隠れていた首相の本質が明らかになったことにあるように思えてならない。

小沢は討論が苦手なのではなく、相手や聴衆のレベルが低すぎて、納得させようとしたら何もかも説明しなければならなくなるのが嫌なのです。
それで納得してくれればよいが、それぞれの説明でも感情的に反応しのらりくらりとやるだけだから、「話にならん」となるわけです。
このあいだの記者会見でも言うておったでしょ。
「レベルの低い方が放言して居直る」のを止めさせないといけないのだが、今のところは、誰にでもわかるような状況にならない限り、徒党を組んで退けることを許してしまうのです。
だけれども、参議院過半数を失ってしまっているから徒党の効果も限られているということです。