2008-12-04 ■ 政治 政治 社説2 クリントン国務長官の意味(12/3) 米国政治史を見ると、ホワイトハウス・国家安全保障会議(NSC)、国務省、国防総省のそれぞれが望ましいと考える政策を実現するために権力闘争めいた動きがしばしば起こっている。それが少ないのは、大統領と国務長官との信頼関係が強い場合とされる。 クリントン氏が予備選挙のさなかに「恥を知れ、バラク・オバマ」と発言した映像が残っている。バイデン次期副大統領も外交通ゆえに起用された経緯があり、問題を複雑にする。オバマ・クリントン関係の行方はオバマ政権の浮沈にかかわる。