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かくしてトリビューンは破綻した

同氏が会社に背負わせた巨額の負債がなかったとしたら、Tribuneはきしみながらも利益を出していただろう。

 Zell氏はそれを台無しにした。この権威ある新聞社の買収を、まるでただの不動産開発のように扱ったのだ。

 Zell氏は借りられるだけ金を借りた。むしろ、同氏がTribuneにそうさせたと言うほうが正しい。

Zell氏がTribuneに対して用意した手札は従業員持ち株制度を中心にしたものだった。もし同氏がTribuneを誰か(さらなる大ばか者か?)に売却して多額の利益を得れば、従業員も大もうけできる。同氏は全米を回り、壮大な話をぶち上げた。

彼女の質問は、Zell氏の計画では広告主への配慮を優先するあまり、本当に読者の役に立つ記事が後退する結果になりかねないのではないか、というものだった。