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読むべき1冊はなにか?

日本の高校を中退して留学したイタリアの高校で、同級生たちが読んでいたのが「La Divina Commedia(神曲)」だった。

その後学んだ英国の大学では、政治学の授業でいきなりプラトンアリストテレスを読まされ、うんざりした。

日本で新聞記者になってからは、「源氏物語を読んでないのか」「三国志も読まずによく記者になれたな」などと、よく馬鹿にされたものだ。

「いや、持っているから」と断ってしまった。「それなら、これをあげる」と、出てきたのが「オデュッセイア」のイタリア語訳。

彼は「シェークスピアジェーン・オースティンディケンズ」を挙げつつ、こうクギを刺した。「ただ、英国人には反インテリ的な感情がある。だから、こうした作家の本をことさら『読んだ』と強調することはない」という。

マーク・トウェインの「ハックルベリー・フィンの冒険」と「トム・ソーヤーの冒険

米国では、アリストテレスプラトン、カントやアダム・スミスなど、西洋文明の有名な古典・名著を「グレートブックス」と呼び、教養教育の中心に据える大学もある。

憲法や独立宣言、人権宣言、奴隷解放運動、女性運動など、自由の拡大の歴史はアメリカ人必読の古典にあたるだろう」