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中国経済は、短期中立、中長期では悲観?《若手記者・スタンフォード留学記 33》(1) | 趣味・教養 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン

 しかし、私は、最大の理由は「地方政府の暴走と利権構造」にあると思います。

 3年ほど前、米『フォーチュン』誌の中国担当記者にインタビューした際、彼がことさら強調していたのは「経済政策において、中国は“中央集権”では全くない。むしろ、中央政府が地方政府をコントロールできていない」という点。その構造は現在も変わっていません。中国の分権的な体制は、各地方の競争を促すというメリットはありますが、国全体の利益を考えた政策の施行を難しくするというデメリットもあります

 「中国は、今後5〜10年の間に日本のGDPを抜く可能性が高いが、一人当たりGDPでは日本の10分の1にすぎない。ただ、順調に行けば、30年後ぐらいには、日本と同じGDPを持つ都市が中国に2,3個(上海、北京、天津が有力)生まれている可能性はある」。