ただ、それを職業にしてみてはじめてわかったのは、「見る」という楽しみや快感を、すべて仕事へと置き換えなければならなくなった、ということである。
「この感動を伝えたい」と思えば思うほど、「見る」という行為をゆるがせにすることができなくなってゆく。
だから、純粋に試合を楽しめるか、と聞かれれば、微苦笑を返すしかない。でも、それはそれでいい。僕たちの「目」は読者のためにある。つまり、僕たちの「目」は読者の「目」なのだ。
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http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080709#1215585779