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『マルクスは生きている』を書いた不破哲三氏(日本共産党付属社会科学研究所所長)に聞く(1) | 書評 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン

 マルクスは、その哲学を研究する人はその哲学ばかり、経済学の人は『資本論』ばかりを読む。そうではなくて、マルクスはその全体像と思索の歴史から理解せよといいたい。


 マルクスは、哲学も自分が生きている社会をどう変えるかを念頭に置いて思索を重ねる。その中で経済が大事だとして経済学に進む。それも経済学の学徒になって大学で教えるためではなく、経済学を使って世の中を変えることこそ合理的な方向だとつかみとる。そういう生き方だから、ものの見方、社会のつかみ方、そしてその社会をどう変えるか、彼の生き方全体をとらえないとわからない。

歴史の勉強を生涯絶やすことなく、古代から死の直前までを記した膨大なノートを遺した。

 いまのような複雑な仕組みがない資本主義だが、その本性は変わらない。マルクスは、そのカナメのなすところをがっちりつかむ。そういう時代だからこそつかみ出した資本主義の本筋だったが、いまになってもその本筋は変わらない。

 弁証法を一口で言うのはなかなか難しいが、あえて簡単にいえば、物事を、素直にありのままに見る見方、あるがままにとらえる方法。マルクスはその達人だった。


 自然と社会のすべての現象を、絶え間ない変化と運動、なかでも前進的な発展の流れの中でとらえる。そこに無理な理屈を入れて、切り分けしたりしない。

 今回の場合、アメリカのサブプライムローンとは虚構の需要だった。みかけは金融恐慌だが、土台にはその架空の需要がある。アメリカの家計が持っている過剰債務は8兆ドルあだという。それだけのものがバブルの元になっているのだから、過剰生産恐慌になるのは当たり前だ。金融恐慌で広がったが、金融で恐慌現象が起こったわけではない。生産と消費の矛盾が爆発している。自動車が痛めつけられるはずだ。いまの現象を見ると、マルクスが分析した恐慌の現代版。同じようにバブルが起きて、形は違うが理屈は同じだ。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090615#1245017785
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20071223#1198403419
「團藤重光」の検索結果 - d1021の日記
「無理な理屈を入れて、切り分けしたり」するのが現代思想の影響を受けた連中の特徴。
茂木氏はもちろん、緑野こあらや転妻よしこもこの一人。
無闇に本を読んで小理屈言ってる人を思えばよい。