しかし、元最高検検事の土本武司・筑波大名誉教授は「気持ちは分かる」としながらも、「それでも起訴はありえない」と断言する。
「検察内部で議論は起きているでしょうが、酒井容疑者の知名度や社会的な影響は事件の本質ではありません。本人が使用を認めていても、尿検査の結果が陰性なら、酒井容疑者といえども微量の覚醒剤所持だけでの起訴は極めて難しい。この事件での起訴は検察のとるべき態度とはいえません」
「わざわざDNA鑑定までやって、本人使用のストローから薬物が検出、本人も自供しているのに不起訴などありえない」
「再逮捕は既定路線だ」
夫・高相容疑者の携帯電話を使用履歴を消されずに押収していることから、携帯電話をきっかけに、芸能界の薬物汚染解明に向けて動いているとしている。