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新生星組、新たな旅立ち 宝塚「太王四神記2」

 新生星組の見どころのひとつは何といっても、柚希礼音、夢咲ねね、凰稀かなめのスリートップのゴージャスな並びだ。3人ともにすらりと背が高く、目を惹き付けるスタイルの持ち主という点は共通しているが、役者としての個性はそれぞれに違う。

夢咲ねねには、いかにも「イマドキの娘役」らしい不思議な雰囲気がある。したがって、夢咲演じるヒロインのキハは、数奇な運命を背負いながらも、等身大に悩み恋するひとりの女性である。

柚希礼音の輝きが「紅い太陽」とすれば、さながら凰稀かなめは「蒼い月」の輝きだ。

そんな凰稀演じるヨン・ホゲは、物語の後半、自らの狂気のとりこになり、滅びゆく姿こそが圧倒的に美しい。

物語の冒頭で若き王子タムドクが歌う、星組バージョンで新たにつくられた曲「蒼穹の彼方へ」がいい。


 「鷹よ 羽ばたけ 爪を隠さずに」

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なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか (小学館101新書)

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