その歌風は「徹底した叙情美・官能美」。
父、俊成(しゅんぜい)から「歌は広く見遠く聞く道にあらず。心より出(い)でて自らさとるものなり」と教えられた。そのこころを継承し、「和歌に師匠なし。只(ただ)旧歌を以て師となす。心を古風に染め、詞を先達に習はば、誰人(たれびと)かこれを詠ぜざらんや」(『詠歌大概』)とした。
「実と申すは心、花と申すは詞。心の欠けたらむよりは詞のつたなきを」(『毎月抄』)−。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090818#1250561650
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090709#1247087259