この報道について、この問題には直接関わっていない中国人民銀行(中央銀行)当局者2人は、個人的な見解として、大幅な安値で購入できるのであれば、IMFから金を買うべきだとの認識を示した。
1人の当局者は「中国の金準備は1000トン程度に過ぎず、他の資産の収益率はあまりよくない」と指摘。
「中国は外貨準備で金保有を増やすべきだ。問題はタイミングだが、中国が市場価格を大幅に下回る水準でIMFから金を購入できるなら良いアイデアだ」と述べた。
もう1人の当局者は「個人的にはIMFから金を買うべきだと思う。準備資産の多様化につながる。準備資産の安全性の面からも、金の比率を適度に引き上げるべきだ」との見方を示した。
IMFが売却を検討している金は130億ドル相当だが、中国は2兆ドルを超える外貨準備を保有しており、購入は十分に可能とみられる。