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採用スケジュール | テレビ朝日 新卒採用2010

朝日新聞編集委員加藤千洋さん

本当は伝えるべき重大ニュース、特に経済ニュースなどは映像がないということで選択のふるいからこぼれていくのはもったいないと思いました。逆に新聞は、事件・現象の背後に何があったのか、また世間で知られていない権力や企業が意図的に隠している事実を、コツコツと手間暇をかけて、地道な取材で探り当て、裏を取って、記事にします。新聞に載ることで初めて世間に知らせることになるので、別の意味の速報性、第一報性と言えると思います。新聞の使命としてその役割は大きく、そこがテレビ報道には真似出来ない、新聞報道の優位性の最たるモノだと思います。

テレビ朝日ニュース情報センター報道ステーション 内藤正彦

今までの記者活動のなかで感じる二つのキーポイントの一つはニュースの選択です。ニュース番組もいろいろなネタを取り上げて視聴率を取りに行っています。視聴率は目的になってはいけませんが、それだけの人が見ているということは、影響力、緊張感につながります。強い映像は視聴率につながりますが、大事なニュースをどう見せるか、映像のないニュースをどう見せるかが、報道ステーションにとって一番重要な課題になっています。


二つ目のポイントは言葉です。新聞とテレビは言葉が違います。特派員時代、海外のメディアを見て大ショックを受けました。日本は原稿を見てしゃべっています。きれいな文章を読んで伝わるわけがありません。目で見て分かる言葉と音にして聞いてわかる言葉は明らかに違うのです。テレビ報道が遅れているのはここで、書いた文章をもう一度翻訳することが必要なのです。コンパクトにならないし、情報量も減りますが、どこを削ってどこを残すかが記者としての力量の見せ所で、これから取り組んで行かなければならないことだと思っています。

仕事の醍醐味

岡本:営業の仕事は、広告のスペースを売る仕事が大半ですが、それに加えてスポンサーのニーズと現場の調整をして番組を作り上げるという仕事があります。その過程で、私にしかコーディネートできないものができることがあります。この人だからやってやろうという人がいてプラスアルファを生み出し、自分にしかできない組み合わせや成果物ができたとき、それが世に送り出されて、スポンサーが満足してくれて、良いモノができたなあと思えたときに醍醐味を感じます。

Q.テレビと新聞で、取材の仕方についてどのような違いがありますか。また何を意識していますか


栗原:取材の仕方では違うことはないと思います。ただ、深掘りの部分を新聞は取材しなければなりません。その人のコメントだけでなく、本当に何を考えてどう動いていたのかをいかに引き出すか。相手に信頼してもらい、本音を聞き出すことが大切だと思います。
内藤:描写して表現するところが映像メディアが苦心するところです。記者というよりディレクターの力量ですが、いろんな切り口、見せ方を考えることが番組では大事になってきます。