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東アジアと日米の結合を
本社主幹　岡部　直明
いま学ぶべきは欧州統合と対米調整を両立させたジャン・モネの思想と行動だろう。「国と国を結びつけるのはなく、人と人を結びつける」という統合思想はいまに生きる。（略）
　「東アジア」と「日米」をどう結合するか。それは日本のジレンマではない。多極時代にあって、それこそ日本の使命であり、日本の好機なのである。

（日経新聞朝刊）
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20091011#1255213299
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090928#1254126515
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090421#1240262433
シュペングラーとトインビーが「もう西洋はダメなんじゃないか」と慨嘆して東洋に活路を見いだそうとしましたね。
その西洋の特質は何かといえば、キリスト教文明だからハルマゲドンで、直線的な思考にありますね。
これに対して東洋というのは循環する思考に特色がありますね。
「直線的」なのは、「ハルマゲドン」の後、アマテラスによる代理統治から父神による直接統治を目論んでいたからで、「循環する」というのは父母が並び立ってそこに子供が生まれるという形であり「和して同せず」「互尊独尊」であるとこれまで話してきた通りです。