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「「脱・官僚」じわり修正　国会答弁資料づくり容認」（「日本経済新聞」２００９年１０月３０日朝刊２面）

問題の根本は、政治家が本質を見抜く目と、それを支える独自の情報ルートを持てるかという点です。

そこで必要なのは、「役人が情報を政治家に上げる時点ですでにバイアスがかかっている可能性がある」ことを政治家が常に意識して臨めるかどうかです。「情報を出す」「原案を書く」ことが権力の源泉なのですから、そのことを常に意識し、また、役所に頼らない独自の情報ルート・シンクタンク機能を常に別途持っておくことでしか、政治主導を実現する方法などないのです。