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理想と現実のギャップは埋められるか? 日本の将来を占う「民主党経済」を総点検 | 今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ | ダイヤモンド・オンライン

 政策を検証するときには、政策のどの“段階”に問題があるのかを明らかにしないと、議論が噛み合わなくなるおそれがあります。


 たとえば、国民的関心事になった八ッ場ダムの建設の是非。この問題を議論するときのテーマは、ムダな公共事業を見直すという「基本理念」の理非についてなのか、八ッ場ダムという特定のダムを止めるという「具体策」についての当否なのか、あるいは前原誠司国土交通相のコミュニケーション手法という「手順」の巧拙についてなのか──。


 まずはその点を明らかにしないと、議論は宙に舞ってしまいます。


 また、個別の政策だけでなく、ほかの政策との「整合性」も大事です。たとえば、高速道路無料化政策によって自動車の交通量が増え、温室効果ガスの削減という別の政策を妨げる可能性があるわけで、1つの政策のみの是非だけでなく、すべての政策を見渡したうえで全体最適になっているかについてのチェックも必要です。