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沸騰する鳩山政権への2つの見方

自民党や大マスコミは現政権を批判し続けている。「小沢支配だ」「経済政策がない」「日米関係をガタガタにする気か」――。ハネムーン期限の100日を迎える前から、国民不在の旧来型政治システムを維持したい勢力は、自分たちの利益を守ろうと現政権を揺さぶっている。

こんな動きとは裏腹に、国民は鳩山政権にワクワクしている。内閣支持率は一時よりは落ち着いたものの、いまだに6割と高水準だ。ムダ削減の事業仕分けについても、7割以上が評価。舌鋒鋭く役人たちに切り込む仕分け人に喝采を送っているのだ。

経済ジャーナリストの荻原博子氏が言う。
自民党の大島幹事長は“たった1週間で仕分けできるのか”と言っていましたが、自民党は50年かけてもムダ切りができなかった。自分たちの能力のなさを棚に上げ、何を言っているのかと呆れますよ。事業仕分け有権者は拍手しているし、想像以上のムダの多さに仰天している。だから、鳩山政権の支持は根強いのです。普天間移設をめぐっても“閣内不一致”の批判がありますが、国民に担当大臣の本音が分かるのは画期的。密室政治の自民党とは違って期待できます」

「麻生政権は4回で総額132兆円の予算を組んでいます。そのために国庫の有り金はもちろん埋蔵金まで取り崩し、定額給付金など理念のないバラマキに回した。埋蔵金を“伝説のたぐい”と批判していた与謝野財務相まで、14兆円の補正予算編成を口実に特別会計からカネを持ち出したのですからタチが悪い。予算を事業化できない分は基金の名目で外に持ち出し、次の政権が手を付けられないように小細工も施した。徹底した焦土作戦で国民の税金を食い潰したのです。そんな政権だから官房機密費を持ち逃げしてもへっちゃら。税金は国民のカネだという認識がないのです」(政界関係者)

政治評論家の山口朝雄氏が言う。
自民党の政治家は国民の暮らしを考えたことなどないのでしょう。すべて私利私欲、党利党略。政権が代わっても、国民の暮らしは変わらずに存在するのです。自民党の面々にとっては知ったこっちゃないのかもしれないが、次の政権が困れば、国民も困ります。想像力もなく、目配りもできない政治が許されてきたのは異常でした」

なお、亀井金融相(国民新党)が提案している11兆円規模の2次補正予算について、「そのうちの約6兆円は自民党政治の後始末に費やすもの」と嘆いていました。
献金問題よりも自民党悪政の方が大罪です。