【墨と筆 産経国際書会だより】(6)充実の70代「新たな線を描く」
「新たな線を描けるようにしたい。それも無我の境地で」
書道を「芸術として、いかに究めていくか」との思いは年々、強まっている。そのための課題として、一本一本の「線質へのこだわり」を挙げる。
「筆の先端に、どうやって己の神経や気を注ぎ込むことができるか」。線質によって陰陽や硬軟、あるいは寒暖といった微妙な違いを表現するという。
【墨と筆 産経国際書会だより】(6)充実の70代「新たな線を描く」
「新たな線を描けるようにしたい。それも無我の境地で」
書道を「芸術として、いかに究めていくか」との思いは年々、強まっている。そのための課題として、一本一本の「線質へのこだわり」を挙げる。
「筆の先端に、どうやって己の神経や気を注ぎ込むことができるか」。線質によって陰陽や硬軟、あるいは寒暖といった微妙な違いを表現するという。