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紹介:『四枢要徳について—西洋の伝統に学ぶ—』

 伝統を、とくに古典古代のアリストテレスや中世最盛期のトマス・アクィナスを重んじるライプニッツは、倫理学政治学についても、の概念、その不可欠の要素としての習慣の概念、そして四枢要徳についても、よく踏まえていたと私は推測しています。

とくに、倫理が私的なものではなく、政治学の中に位置づけられるということ、したがって三つの倫理徳の中では正義が第一番目であるということなど、学ぶところは多いと思っています。

多くのいわゆる近代的哲学者・倫理学者からは消えてしまった徳倫理学を、ピーパーが見事に蘇らせてくれました。

アイザック・ニュートン『プリンキピア』巻末「一般的注解」の新訳と解説

もちろん、哲学の専門家の手になる哲学そのものは、たとえばライプニッツを待たなければなりません。

もし近世哲学の路線上のそれについてであれば、その当否はともかく、カントを待たなければなりません。

プラトンの「線分の比喩」以来の哲学そのものの伝統が、近世以降、とくに科学者たちによって忘れ去られ、消されてきたために、ここに改めて、ニュートンという17世紀の巨人について、その哲学そのものを見てみようということです。

掲示板

我を張り私利私欲に走るのを「自由」「個性」と呼びかねない思潮の始まり等々、言葉だけを並べておきます。

国家〈上〉 (岩波文庫)

国家〈上〉 (岩波文庫)

国家〈下〉 (岩波文庫 青 601-8)

国家〈下〉 (岩波文庫 青 601-8)

幸福論 (第1部) (岩波文庫)

幸福論 (第1部) (岩波文庫)

幸福論 第2部 (岩波文庫 青 638-4)

幸福論 第2部 (岩波文庫 青 638-4)

幸福論 第3部 (岩波文庫 青 638-5)

幸福論 第3部 (岩波文庫 青 638-5)

Amazon.co.jp: カスタマーレビュー: 幸福論 第2部 (岩波文庫 青 638-4)

 第2巻では、人間知や教養について述べる。古典に学び、敵からですら自分の客観的な姿を学ぶことは可能で、若者はひたすらに高貴な魂を求めるべきであるとする。
 敬虔なキリスト教徒であるが故、ヒルティは教会のあり方に疑問を投げかけ、ローマ帝国の時代からすでに教会が権力にしがみついてきたことを批判する。

「人間の内的生活のおおきな進歩は、たいてい諦念によって始まるものであり、諦念によって精神的進歩という褒章がうまれるのだ」

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090819#1250661171

人物を創る―「大学」「小学」 (人間学講話)

人物を創る―「大学」「小学」 (人間学講話)

習慣は第二の天性である

古代ギリシャの哲学者ディオゲネスの言葉です。僕はこの言葉を大学受験の頃、英語参考書の名著「英文標準問題精講」(原仙作・著)で知りました。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090911#1252640097
メッセージ.jp 第11回 日野原重明/ひのはらしげあき(聖路加国際病院理事長)

そういう突発事件がね、将来いつでも起こるんだけどね、試練のような突発事件に、平静の気持ちを持ってね、そして勇気を持ってやるっていうね。いいこと言ってもね、勇気がないと行動化しない。私はプラトンが国家論に言ったね「 “知恵”と、“正義”とそれからセルフコントロール、“自制心”と、4つ目は“勇気”が人間の徳だ」っていう。その“勇気”が今の時代にはみんな欠けてる。“勇気”を持って行動する人がないということね。それには信念がないとね。信念がないと⋯ 。
だからそういう意味でね、私たちは、沈黙するべきときには沈黙するべき勇気を持ち、十分に発言するときには勇気を持ちながら、しかも行動する。そういう日本がですね、作られることは、ためにはどうしたら良いかってなると、やっぱりね、子供の時からの教育だと⋯ 。勇気のある若い者を作るっていうこと。そうしてですね、他を、他の国を知る、難民のことを知る、非常に楽な生活を日本は、アメリカに守られて、楽な生活じゃなしにね、私たちは身を挺(てい)して、もう少し世界のためにしなくちゃならないためにね、やっぱり楽だけがいいんじゃなしに、もっともっと若い間に鍛えられるっていうふうな制度がね、やはり日本には必要だ。

私たちはね、あのー、このー、財産とか、名誉とか生まれた時にはなかった。死ぬときに持っていけない。
そういうものはね、ものは持って死ぬことはできない。
しかしながら私たちは自分がどうあるっていうことをね、在り方っていうのは自分で作り出すことはできるというね、その在り方っていうのは生き方っていうことになる。自分の在り方。
その自分の生き方をどうするかといことをね、若い人にね、やっぱり子供にモデルがないと、それはね、イチローでもあんなに人気があるのは、モデルになる、若い人にはね。そういうモデルにですね、年配の人がなるようなものを見せなくてはならない。身近なモデルになるようなことをね。
そういう意味で私が若い子供に言うのはね「君が持ってる時間、それが君の命だ。時間は君が勝手に使うことができるんだ。そして食べることに、勉強することに、寝ることに使ってもいいんだけどね、君が持ってる時間をね、どう使うかを君が決めることができるんだから、君はね、モデルを見ながら、時間の使い方を考えて⋯ 。それで長く使うためには長生きしないと⋯ 。長生きをするため、自分の健康を保つために習慣を良くすることによって、長生きをすることによってね、君は目指すものに到達することができるんだから、上手に君の時間を使うようにしなさい」っていうふうにね子供に言うとね、のことが分かってくる。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090618#1245305694(重病なら重病の学問・悟道もあるはず)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090604#1244085572(知らないことは恥ずかしい?)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100104#1262581736インフォームド・コンセント
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20071231#1199614576(泥棒を裁いたつて、泥棒のことがようわからん)


http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080806#1217977902
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080520#1211269008
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100107#1262867790
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100108#1262908190
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100108#1262926870