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日本の政治が抱える問題について

橋本内閣の野心的な改革路線が頓挫して以降、小渕内閣森内閣という、典型的な「古い自民党政治」が続き、担い手である自民党が崩壊しかかったところで、小泉総理ー飯島秘書官という天才的な政局運営能力をもつコンビが自民党に「延命措置」を施したわけです。

政治には「政局・人事・選挙・メディア対策」といった政権運営の側面と予算・税・法律という政策ツールを用いての具体的な政策実行の側面と、という二つの側面がある

問題は後者です。現在の日本が抱える具体的な政策課題はこれまでより遙かに難しくなっています。本当に難しいのです。

こうした問題に、衆議院における小選挙区比例代表並立制の導入と政治システムに関する憲法の規定(具体的には「ねじれ」に象徴されるような衆参両院のあり方)の問題が加わって、ここ10年の政治を非常に混乱したものにしているということでしょう。

新しい政治のカギは政治を「政策」から見直すことで見つかるのではないかと予感しています。