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「小沢潰し」と「朝青龍潰し」の共通性と差異性

小沢氏の了解はあったとはいいながらも、この人事が鳩山政権の「小沢離れ」を画策したものであることは明らかであって、小沢氏の反対を押し切る形で強引に押し込んだ「藤井財務大臣」同様に、これから、何かと火種になるかもしれないが、しかしこの人事を小沢氏があっさりと受け入れたのは、この人事騒動で、不起訴決定後も燻り続ける小沢事件の余波の消滅をねらったからからだろうと思う。

鳩山周辺には、「小沢離れ」や「鳩山自立」を言いたい者もいるようだが、そういいたい気持ちはわからなくもないが、おそらくそれが、「小沢抜きの鳩山政権」を目指すことを意図するというのであれば、その時は、鳩山政権はたちまち瓦解することになるだろう。

ところで、今日、日本相撲協会では、朝青龍引退にともなう「功労金」の話し合いが行なわれ、25回の優勝にも関わらず、23回優勝の貴乃花の1億3000万を下回る1億2000万で決着したそうであるが、明らかに、これは、日本人横綱貴乃花の最高金額を超えないように操作し、「減額」したわけで、僕は、この話を聞いて、最近の日本人がいかに「みみっちく」、且つ「品性下劣」になっているかを強く感じないわけにはいかなかった。

朝青龍横綱としての「品格」を云々するならば、むしろ「品格」がないのは、日本相撲協会と、理事に潜り込んでいる元警察官僚、元検察官僚、そして横綱審議会委員に潜り込んでいる大新聞の幹部達、そして朝青龍バッシングに狂奔した日本国民の方ではないのか、と改めて思う。

政権交代」を実現するのに最大の貢献をした天才的な豪腕政治家や、「平成の天才横綱」とも言うべき大横綱を、「カネ」や「品格」を理由に引き摺り下ろし、袋だたきにするような国民はろくな国民ではない。