同氏は人民元の変動幅を上下3%とし、上限または下限に達した場合に中国人民銀行(中央銀行)が介入することを提案。ドルに対する変動幅か、通貨バスケットに対する変動幅かは特定しなかった。
中国は2005年7月、「通貨バスケットを参考にする管理された変動相場制」を採用したが、成氏は「『通貨バスケットを参考にする』という慣行が市場のシグナルや需給バランスに対して果たしている役割は非常に小さい」との見方を示した。
「金融・経済は現在極めて複雑な状況にある」とし、成長は回復しつつあるものの、政府には経済構造の調整が急務となっていると指摘した。