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宮田秀明「車の空力設計」から「科学的な全体最適経営」を考える

 1990年前後の数年間は、ある自動車メーカーの乗用車の空気力学的な設計を支援していた。それまでに船の世界でコンピューターによるデジタル設計法を完成させていたので、水を空気に、船を乗用車に変え、コンピューター・シミュレーションによる乗用車の形状設計法を開発し、実際の車体設計へ応用していたのだった。「数値流体力学」という新しい技術の開発を行っていたのだ。

 車の形を様々に変化させてコンピューター上で実験して最適な答えを得るようなことを、ビジネスの世界でも行えるようにする。それが、私たちが開発中の「数値経営力学」である。

 車の形もビジネスモデルも、「これが最適」というものはなかなかない。だから、たくさん工夫がされて、そう悪くないものもあるだろうが、一方では、時代の変化に取り残された古色蒼然としたビジネスモデルも少なくないようだ。

 生産に対しては血眼になり、銭単位でコストダウンしながら、販売では20%も売れ残るようなビジネスが多いようだ。

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