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高齢化と政府債務が累積の日本 効果薄でも政治は金融政策頼み|金融市場異論百出|ダイヤモンド・オンライン

 ところで、ECBが5月10日から国債購入策を開始したことがきっかけで、「日銀はデフレ対策のために日本国債をもっと買うべきではないか?」という政治的な圧力が日本で高まる、と予想する市場関係者が増えている。


 もっとも、日銀が市場から買った国債の量はすでに巨大である。3月末時点で日銀が保有している国債(短期と長期の合計)のGDP比は15%である。FRBは5%、英イングランド銀行は15%だ(IMF調べ)。FRBは住宅関連証券も大量に購入したが、それを合わせてもGDP比は14%である。


 FRBは昨年10月、イングランド銀行は今年1月を最後に国債の買い入れを停止した。しかし日銀は現在も毎月1.8兆円ずつ長期国債を購入している。数年後に日銀が保有する長期と短期の国債のGDP比は20%近辺へ上昇しよう。