https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

小沢一郎は何を狙っているのか

「最初の頃の“脱小沢”はポーズだったかねしれないが、それを前原、岡田、野田などがまじめに支持し、マスコミのウケもいい。小沢排除を強調したことで、支持率もV字回復した。菅は引っ込みがつかなくなり、本当に“脱小沢”で走り始めた。世論を味方につけておけば、小沢グループも逆らえないと考え始めた。だからマニフェスト変更や増税路線など、小沢流の選挙戦術と逆のこともやり始めた。反小沢の神輿(みこし)にエイヤーと乗ってしまった感じです」(党内事情通)

小沢嫌いが多い政治部記者は、「党内の“脱小沢”の広がりに焦る小沢」という構図を描きたがっている。「孤立する小沢」と解説する記者もいる。

「ダブル辞任を決めた小沢は、早くからポスト鳩山は菅と決めていた、経験や安定感、知名度からです。菅もそれが分かっていたから、小沢の“政治とカネ”の問題で批判めいたことは一切言わなかった。ダブル辞任を決めた小沢が、間髪を入れず代表選を4日にしたのは、後継を菅で一気に決めてしまうためでした。時間が空くと、前原グループなどが“菅さんは小沢に近すぎる”“世代交代だ”などと言って、党内を混乱させる危険があったからです」(民主党関係者)

そもそも、政局が思い通りにいかなければ、地方行脚再開などせず、ずっと潜ってしまう男である。