「泣くな、男だろう」と茂次(しげじ)は云った、「悪かったと思ったら二度としなければいいんだ」(山本周五郎 『ちいさこべ』)
大衆小説は普遍性の上に立つもので、教育や教養の差別なく、最大多数の読者を対象にしなければならない
彼は、作品に豊かな叙情性や娯楽性を追求する一方、弱者への愛情を忘れず、「謎とき」の面白さを縦横にはりめぐらせた。長編同様、短編にも。
「悪い事をする人間はある、だがたいてえは気の弱いやつか、どうしようもなくってやっちまうんだ、やったあとでは自分で自分の骨を噛(か)むほど後悔するんだ」(『あすなろう』)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20071218#1197936787
- 作者: 山本周五郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1974/05/28
- メディア: 文庫
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