選挙が終われば、また小沢一郎前幹事長が独裁者然として表舞台に表れるだろう。
「国民はあの人の虚像に魅力を感じてきた」
「自民党に残っている人も飛び出した人も、小沢さんの体質を知っている」
【幕末から学ぶ現在(いま)】(69)東大教授・山内昌之 栗本鋤雲
政権交代に続いて菅直人政権が成立したとあれば、民主党にとって出廬を期待されるのは、田中秀征(しゅうせい)氏かもしれない。氏らが自民党を離脱して創(つく)った新党さきがけは、細川護煕政権発足の原動力となったが、氏はその時からそれなりに存在感のある政治家として菅氏とともに目立っていた。
第1次橋本龍太郎内閣で経済企画庁長官も務めたのに、選挙には滅法(めっぽう)弱かったらしい。有権者の意識レベルが高いとされる長野県でも、氏の理想的な政治哲学はなかなか受け入れられなかったのだろうか。
田中氏くらいの才幹であれば、参院選後と囁(ささや)かれる政界再編成に出番を見据えているのかもしれない。田中氏に出廬を促す政治家が果たして現れるのだろうか。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100610#1276148875
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100527#1274930841
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100706#1278427686