日本の職場の病理は、過労死やうつ病から自己愛的なパワハラや軽症うつ病が増加している。いまや、まじめで責任感の強いタイプよりも自己中心的で他者の視線に敏感な人々が、職場の主流を占めるようになった。かつての日本的経営は、他人を思いやる利他的行動に支えられていたが、現代の自己愛は利己的・他罰的な傾向を強め、職場の雰囲気そのものが変化しつつある。この傾向が、能力主義から成果主義への移行の深層にあった。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100626#1277549673
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100713#1279005379