外国の識者がこれほど絶賛する政治家が、日本においては、ダーティなイメージを塗りたくられて不当に貶められている。
その首謀者はウォルフレン氏が言う「非公式な権力システム」である。
政府は明治23年の憲法施行、帝国議会開催を約束したが、それまでの間に、山県有朋は周到に、自分たちが握ってきた太政官の権力を温存する仕組みをつくりあげた。
「天皇の軍隊」「天皇の官僚」。軍隊や官僚は神聖なる天皇のために動く。政治の支配は受けない。そんな魔法をかける杖を制度の中に埋め込んだ。
昭和になって、統帥権の名のもとに軍部の暴走を許したのも、その魔法の杖が働いたからである。
免疫システムが働くと、動き出す暴力装置が「検察」であり、その宣伝機関が「マスメディア」である。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100912#1284293007
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100108#1262926868
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090626#1246009663
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20081212#1229077929