https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

「日本一新運動」の原点(23)── 民主党三長老よ、晩節を汚すな!

 月刊「文藝春秋」11月号は、民主党渡部恒三・石井一・藤井裕久の三長老を登場させて「本音座談会」なる記事を掲載している。

 まず指摘しておきたいことは三長老には歴史観がなく、菅--仙谷政権の正体を見抜いていないことだ。政権交代の原点を裏切り、自民党政権より悪質な、旧体制官僚政治を復活させたことがわかっていない。というより三長老とも菅政権を支え、官僚政治復活を推進したともいえる。

 10月12日、久しぶりに永田町に顔を出し、親しい国会議員やジャーナリストに会った。これからの政治の展開について貴重な情報を聞いた。


 まとめてみると、仙谷官房長官は、


1)菅首相の弱点を(女性問題?)を握っており、いつでも首をすげ替えることができる。


2)時期を見て前原を首相にする腹で、前原にしばらく静かにしていろと指示している。


3)時間を稼ぐ必要があり、小沢前幹事長の政治活動を封じ込めるために、検察審査会が不可解な動きをした。というもの。

 そうなると、菅政権の崩壊どころか、民主党自体がバラバラになる可能性が出てくる。

「世代交代」はきわめて大事なことだが、現在の与野党国会議員に危機の日本に対応しうる人間力のある政治家は残念ながらいない。

政治判断ができない藤井裕久

 この人は政策には当代一流だが、政治判断はほとんど駄目な政治家で、要するに大蔵官僚としてのエリートで官僚的発想しかできなかった。


 自由党民主党と合流し、藤井氏が70才と老齢化するにつれ、官僚意識が強くなり、岡田克也幹事長と共通した「役人性思考硬直症候群」を患ってしまったようだ。

 

藤井さんは自由党時代から「アルコール依存症」で、私は時間のある時、昼間からの飲酒にしばしば付き合わされたから、私が参議院議員を引退した頃には相当ひどくなっていた。

所詮は自民党55年体制の官僚政治家

 渡部氏が、衆議院副議長に再選されたときは自民党の野中氏の協力を得て自民党の票で当選し、民主党推薦の石井一氏は落選した。渡部氏は昨年、衆議院議長になることを邪魔したのが小沢氏だと恨んで、怨霊となっている。石井氏は西岡参議院議長の後を狙っての最近の行動と思えるが、ご両人とも自分を知って欲しい。国のためにも、国民のためにも。