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総書記後継に習近平氏「権力闘争回避」人事か

欧米などで「権力闘争で習氏が勝った」との見方が広がる中、複数の共産党筋は20日、逆に、「権力闘争を避けるための人事だった」と明言した。

 胡氏が2期目に入る17回大会で、江沢民前総書記派の重鎮であり、それまで党組織を完全に掌握していた実力者の曽慶紅・国家副主席(当時)が常務委員を退任。胡氏の最高実力者としての権威が確立した。


 これと同時に、江氏が強く推した習氏が政治局常務委員入りし、党内序列6位となったのは、その見返りともいえるバランス人事だった。習氏は高級幹部の子女グループ「太子党」の大物で曽氏とも関係が深い。だが、派閥色が薄く、江派ではない。胡氏としても受け入れ可能な人選だった。


 その結果、胡氏の政治基盤である「共産主義青年団」(共青団)出身で、胡氏の「意中の後継者」とされていた李克強氏は、習氏より下の7位にとどまった。