大室弁護士はリクルート事件で贈賄側の弁護人を務めた経験を持つ。だが「『こういう分野に強い』とごう慢に語れる神経は持っていません」と控えめだ。
村本弁護士は弁護士会のホームページで「若いころは法律など大嫌いで、高校で国語や漢文を教えていたが、思い立って弁護士に」と自己紹介。08年には政治資金規正法に関する論文も執筆している。
最年少の山本弁護士は「そんなに大きな事件の経験はありません」と謙遜(けんそん)するが、弁護士会で刑事弁護委員会副委員長を務めるなど、刑事弁護の経験は豊富。攻守が逆転した立場になることについても、「その時の自分の立場に応じ、法曹としてできる限りのことをするだけだ」と冷静だ。