■ - d1021の日記

では、どうすれば、検察ネタを取材できるか？「司法クラブに入ればとれるものではないが、まずは司法記者は抑える。ネタあてに必要。検事とのパイプは１０年かけてつくる。人事をチェック。暇な時にお友達になる。次、これが一番だが、せっせとこちらから、ネタ資料を提供する」１０年かかるそうです。

スクープネタをとれる記者の共通点だが、「あれもこれもいらない。ひとつ確実な情報ソースをおさえる。検察ネタもそう。おさえる検事ひとりでいい。確実なネタひとつあれば、あとはわらしべ長者の原理。当然、取材できる、情報とれる記者は限られてくる。これを、無能な記者は閉鎖的という」ボスレク。

実は、検事もマスコミネタはほしがっている・・・という当たり前の原理。ただし、上澄みネタはいらない。政界の上澄みだけとって、政治記者といっている馬鹿が多すぎる・・も、ボスレクだが、ここから、相当の記者が育っていく。

検察も官僚も、政治家も情報ソースだし、実は同業者も情報ソースになる。ここで命運がわかれる。「死んでも情報ソースは秘匿する。裁判なって、ポロリと漏らすようではお話にならない。訴えられたら全部、自分でかぶれ。こうした根性ある記者には自然と、ネタも人もあつまる。これが、信頼」ボスレク。

今回の、不定期のボスレクには、３０代前半の一線の記者があつまった。ここから、次のスクープが製造される。「ま、あと１０年かかるが」（ボス本音談）。記者は１０年かけて育てるし、育つ。「自分を自分自身で１０年かけて育てろ！」は、けっこういいアドバイスと感心したオイラでした。