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「彼を失ったつらさや悲しみから少し救われる」両親のコメント

 「息子は、将来は世の役に立つ大きな仕事をしたいと周囲に言っていましたが、息子の脳は回復せず、その願いはかなえられませんでした。でも身体は彼の最後の頑張りで持ちこたえました。私たち家族は、臓器提供があれば命をつなぐことができる人たちのために彼の身体を役立てることが、いま彼の願いに沿うことだと考えました。親族も皆、臓器提供は彼らしい行動だと賛同してくれました。身体の一部だけでも彼がどこかで生き続けていると考えると、彼を失ったつらさや悲しみから少し救われるような気がしています