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深める「知」(2)サンデル教授の白熱教室「学びたい衝動」広がるブーム

 サンデルの講義は「ソクラテス型」「対話型」などと呼ばれ、時事問題など現代のさまざまな難問をテーマに、学生との対話で進行される。

 政治哲学・公共哲学が専門で、NHKの「白熱教室」で解説者を務めた千葉大大学院教授、小林正弥(47)は、昨年春から自らの講義で「対話型」を取り入れた。

 「『こうした講義は自分の時にはなかった』という点で引きつけられ、次に、政治哲学の中身に魅了される。サンデル氏の政治哲学は、道徳や善悪、コミュニティーなど重要な問題を扱う。私たちがどう生きていくべきかというところに関わってくる」

 小林は、ブームの要因を「教養の復権」と位置づけ、改めて学ぼうとする動機については「何らかの利益を得ようというためではないだろう」と推察する。


 「これまでなら『仕事に役立てよう』と学ぶことはあったが、今回のブームは違う。仕事に有利かどうか分からないが、それでも知的好奇心や、教養を身につけたいという部分が大きいのではないか。『学びたい衝動』という言葉が当てはまるかもしれない」

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