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FRBのQE2が終了、第3弾や金利上限設定など次の妙手に市場注目

 バンク・オブ・アメリカメリルリンチエコノミスト、イーサン・ハリス氏は、経済成長促進に向け、金利を一定水準に抑えるためFRBによる十分な量の国債買い入れという劇的な策を提言している。PIMCOのグロース氏も、金利抑制へ2年もしくは3年債をできるだけ買い入れることが可能との見解を示した。


 バーナンキ議長もFRB理事だった2002年、デフレに直面した場合は国債利回りの上限に言及することが可能との見方を示していた。


 ハリス氏は、この方法は金利抑制へ無制限の国債買い入れにコミットするため、QE2よりも有効と指摘。「残された手段は少ない。景気がリセッションに向かい、失業率が着実に上昇するならば、措置を講じることが可能だ」と述べた。

 一方、ダブルライン・キャピタルの債券ポートフォリオマネジャー、グレゴリー・ホワイトレー氏は、投機筋はFRBに挑戦状をつきつけると指摘。「通貨防衛のようなもので、市場は限界を試し、中銀が折れることになる」と述べた。同氏はその上で、QE2が終了し民間の買い手がその隙間を埋めるようになれば利回りは低下するとの見方を示した。