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注目集めるマードック氏の妻 中国戦略を指南 「女帝」として君臨

文化大革命のまっただ中の1968年、中国東部の江蘇省徐州(こうそしょうじょしゅう)で工場長の父親のもと、4人きょうだいの3女として生まれた。


 医学の道を志し、広州の医学院で学ぶが中退して渡米。1987年、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校に留学。経済学を学び上位1%に入る好成績を収めた。その後、名門エール大学でMBA(経営学修士)を取得。マードック氏率いるニューズ・コーポレーションの傘下にある香港のスターTVでインターン(研修生)として働いているとき、社内のパーティーでマードック氏と知り合い交際を始めた。


 1999年、ニューヨークで催された結婚式。マードック氏が引退後を見据(す)えて購入したという豪華ヨットの船上で挙式するというシンデレラストーリーで世間を驚かせた。

 彼女の半生は、欲しい物は絶対手に入れるという野心に満ちたものでもあった。1990年の最初の結婚は略奪婚。それも米国留学に際し、当初通訳を買って出たり、学生ビザ取得のためのスポンサーになってくれたりした恩人である米国人夫婦の夫を横取りしたのだ。


 しかし約4カ月後、別の男ができたと離婚…。この元夫は、ガーディアンに「彼女は私に父親の役割を求めており、それ以上でも以下でもないと言った」と語った。彼との結婚で、ウェンディさんは米国籍を獲得した。


 マードック氏との結婚も略奪婚だった。マードック氏との交際は最初から不倫関係で、マードック氏は前妻との離婚からほどなくして彼女と再婚した。