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政治の主役でいたい仙谷氏 代表選の狙いは?「意中の人」は漏らさず

 野田政権が実現すれば仙谷氏はこのまま「主流派」であり続け、党幹事長や財務相などの主要なポストが待っているというわけだ。


 ただ、野田氏一筋かというとそうでもない。18日の会合では「私が野田氏を推すとの報道があるが、そんなことはない」とも述べた。立候補を逡巡(しゅんじゅん)している弟分の前原氏が思い切れば、野田氏を切って一気に前原氏を押し立てる準備も怠りない。前原政権になれば、「キングメーカー」を気取ることもできる。


 「私が(代表選に)出る確率は5%だな…」


 仙谷氏は周囲にこうも漏らしている。今回、自身に出番が回ってくる可能性が高くないことは承知しているが、どんぐりの背比べの候補者たちが消去法で消えていった際には、「あわよくば自分が」という思いも捨て切れないようだ。


 いずれにしろ、仙谷氏は政界の主役でいたいというのだろう。もっとも、失政の連続だった菅政権を官房長官として、党代表代行として支えた「共同正犯」(西岡武夫参院議長)であることは間違いない。権力を求めて血道を上げるその姿に、冷めた目を向ける議員は多い。