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【平野貞夫の国づくり人づくり政治講座】第130号 2011年08月26日発行

自民党が生き抜くためには、この国会で2度目の「菅内閣不信任案」を提出して、菅首相を打首にすべきだった。

自民党が7月下旬〜8月上旬に、菅内閣不信任決議案を提出すれば、民主党衆議院議員の半数近くが賛成もしくは欠席して、確実に可決できたと思う。
その頃なら解散できる状況でなく、菅内閣総辞職となった。
そこで新政権は菅内閣不信任決議案に賛成した議員を中心として構成される。
民主党は分裂し、政界再編が行われ、「共生・絆社会派」と「新自由主義社会派」の二大政党に分かれて政治を行うことができる。

わが国の政治が劣化を続けるのは、民主党内の対立と同じ対立が自民党内にあり、それぞれに党内で足の引っ張り合いをやっていることに原因がある。
共通の理念や政策で政党が構成されていないことに問題があるのだ。
何故そうなるのか、それはほとんどの政治家に世界観や歴史観そして人間観が欠落しているからだ。

小沢一郎という政治家が、20年にわたり、巨大メディアから嫌われ、政界から排除されようとしても、節々で政界のキーマンとなるのは、世界観・歴史観・人間観があるからだ。

東大、京大、早大の卒業生たちだが、どんな教育を受けたのか。