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第3章  「大本神諭」に見る世の終わりのシナリオ

  午前4時、亀岡の天恩郷を完全包囲。総本部のある綾部の町もすでにあらゆる道は遮断され、電話線も切断。ふたたび戒厳令さながらの警戒態勢下に置かれた。
  こうして、「地上から大本の痕跡を抹殺せよ」という大号令のもとに、時の岡田内閣は、ついに大本大弾圧を決行した。

  「大本は潰され、日本が潰れる」
  この不気味な予言を、王仁三郎がつぶやくのを人々は聞いた。弾圧を強行した人々には負け犬の遠吠えにしか聞こえなかったが、昭和11年をターニング・ポイントとして、日本は破局への道をころがり始めたのである。

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