大型連休スタート 交通機関や高速道路 午前中から混雑https://t.co/L6V9knkV0Q #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) April 27, 2024
27日から大型連休が始まり、交通機関や高速道路は午前中から混雑しています。
JR各社によりますと大型連休の期間中、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」はすべて指定席となっていて、午前10時半の時点で午前中の下り列車はほぼ満席となっていますが、午後や、28日はまだ空席があるということです。
また、東北新幹線と北陸新幹線は午前中、東京を出発する列車の乗車率が指定席、自由席ともに80%前後となっていて、このうち東京から北陸方面に向かう列車は去年に比べて利用が増えているということです。
また、国内の空の便は、全日空は、午前中の搭乗率が9割を超えていて、通常の土日より満席に近い状態だということです。
日本航空は、羽田や大阪から各地に向かう便は予約で8割ほど埋まっていますが、それ以外は6割余りと、まだ席に余裕があるということです。
高速道路でも混雑が始まっていて、日本道路交通情報センターによりますと午前10時現在
▽名神高速道路の上り線が、滋賀県の蝉丸トンネル付近を先頭に13キロ
▽伊勢湾岸自動車道の下り線が、愛知県の湾岸弥富IC付近を先頭に11キロ
▽中央自動車道の下り線が、東京の日野バス停付近を先頭に11キロなどとなっています。高速道路 各地の状況は【ライブ配信】
羽田空港では
羽田空港の国内線の出発ロビーは午前中、キャリーケースを持った家族連れなどで混雑していました。横浜市の4歳の男の子は「札幌に行きます。お泊まりするのが楽しみです」と話し、30代の父親は「2泊3日で水族館に行ったり子どもとカニを食べたりします。去年5月にコロナの感染対策が緩和されてからはいろんなところに行けていて、今回もゆっくり楽しく過ごしたいです」と話していました。
地元の同級生だという20代の男性グループは「沖縄に行きます。特に何をするか計画はないですが、長期休みのときはみんなで集まっています。海外はお金の面で苦しいですが仕事を頑張ってきたのでリフレッシュできればと思います」と話していました。
また、埼玉県の40代の母親と4歳の娘は「北海道の実家に帰省します。富良野の方に行く予定で、楽しみです。ゆっくり充実した連休を過ごしたいです」と話していました。
成田空港でも
成田空港は出国のピークとなる27日、およそ5万1000人が海外に出発する見込みで、国際線の出発ロビーでは午前中から大きなスーツケースを持った家族連れなどが航空会社のカウンターの前で長い列をつくっていました。成田空港会社によりますと、26日から5月6日までの11日間に成田空港から出入国する人は、推計で83万5200人で、新型コロナウイルスの感染拡大前の2019年の同じ時期と比べると4分の3程度ですが、去年と比べると1.3倍になると見込まれています。
ことしはハワイやグアムなどのリゾート地のほか、円安の影響を受けて韓国や台湾など近場の路線が人気だということです。
成田空港の帰国のピークは5月6日の見通しです。
JR東京駅の新幹線ホームでは
JR東京駅の新幹線のホームは多くの家族連れなどで混雑していて、ことし1月の能登半島地震で被害を受けた北陸に観光や帰省で向かうという人の姿も見られました。夫婦で石川県の加賀温泉に向かうという60代の女性は「もともと1月に能登半島に行くつもりが地震で断念したので、少しでも観光で貢献できればと石川県に行くことにしました。現地の復旧が進んだらぜひ能登半島にも行きたいです」と話していました。
富山県の宇奈月温泉の実家に帰るという60代の男性は「ふだんは盆や正月にしか帰っていませんが、富山も地震で被害があったので、少しでも帰る機会を増やそうと思いました」と話していました。
また、3月に開業した北陸新幹線の金沢・敦賀間を家族で利用するという男性は「敦賀で観光して、そのあとは京都まで行きます。子どもたちは北陸新幹線に初めて乗るので楽しみにしてきました」と話していました。
関西空港では出国ラッシュ
関西空港では、大型連休を海外で過ごす人たちの出国ラッシュが27日から始まりました。旅行客からは円安の影響を懸念する声が聞かれました。
関西空港の運営会社によりますと、26日から5月6日までの間に関西空港から出入国する人は68万人余りと見込まれていて、一日の平均では去年の1.6倍、新型コロナウイルスの感染拡大前の2019年の同じ時期の81%まで回復するとみられています。
27日から出国ラッシュが始まり、国際線の出発ロビーは午前中から大きなスーツケースを持った人たちで混雑していました。
家族でグアムを訪れるという香川県の30代の男性は「半年前から準備しきょうを待ち望んでいました。円安が進んだので、どこまで予定どおりの食事や買い物をするか悩ましいですが、ビーチでゆっくりして節約したい」と話していました。
友人とタイに行くという大阪の60代の女性は「コロナ禍前と比べて旅行代金がずいぶん上がりました。たくさんお金を使おうとしている友人の財布のひもを適度に締めさせつつ、タイ料理と海を楽しみます」と話していました。
関西空港の帰国のピークは、5月5日と6日となる見通しです。
JR仙台駅 土産物を手にした人などの姿が
JR仙台駅の新幹線ホームでは大きな荷物を持った親子連れや、土産物を手にした人などの姿が多く見られました。JR東日本によりますと、東北新幹線は、27日午前9時半前に東京を出発して仙台に向かう「やまびこ131号」の自由席の乗車率が100%になりました。このほかの東京発の下りの新幹線の乗車率も午前10時の時点で軒並み70%以上になったということです。
2歳の息子を連れて実家に帰るという30代の女性は「去年は新型コロナが心配で車で帰省しましたが、ことしは新幹線を使いました。地元に子どもと遊べる場所ができたので、自分の両親も誘って行こうと思います」と話していました。
JR東日本によりますと、東北・山形・秋田の各新幹線の混雑のピークは下りは来月3日、上りは来月5日の見通しだということです。
JR博多駅にも 大きなスーツケースを持った人たち
JR博多駅の新幹線ホームでは、東京や新大阪からの下り列車が到着すると大きなスーツケースやかばんを持った人たちが次々と降り立ちました。6歳と0歳の子どもと一緒に静岡県から帰省した女性は「子どもと一緒にキッザニアに行きたいです。下の子は福岡に連れてくるのが初めてなので両親も楽しみにしています」と話していました。
また、宮崎県に帰省する30代と20代の夫婦は「チキン南蛮が食べたいです。美味しいお肉が楽しみ」と話していました。
JRによりますと九州新幹線と山陽新幹線の混雑のピークは大型連休後半になる見込みで、下りが来月3日、上りは九州新幹線が来月5日、山陽新幹線が来月6日だということです。
一方、福岡空港の運営会社によりますと、大型連休中に福岡空港を利用する人は国内線がおよそ47万8000人、国際線がおよそ22万4600人と見込まれていて、国内線はコロナ前とほぼ同水準、国際線はコロナ前より2割余り多い水準となっています。
大型連休の初日 被災地では各地でボランティアが片づけ作業https://t.co/m72YMCSHpX #nhk_news
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能登半島地震の被災地では、27日からの大型連休に合わせて多くのボランティアが訪れると見込まれています。初日の27日も朝から各地で、ボランティアたちが災害廃棄物の片づけなどの作業に当たっています。
石川県は、大型連休中はボランティアの希望者が日程を調整しやすいことに加え、一時帰宅する被災者も多いと見込まれることから、ボランティアの募集を広く呼びかけてきました。
県が募集するボランティアの人数は、4月27日から5月6日までの10日間は、一日平均で340人と、4月22日までの10日間と比べるとおよそ1.4倍に増えていて、多くのボランティアが訪れると見込まれています。
このうち珠洲市では、大型連休初日の27日、ボランティアたちが午前8時半ごろに社会福祉協議会に集まると、10人前後で1組となって現場に向かっていました。そして地震や津波の被害にあった住宅で壊れた家財を運び出したり、災害廃棄物の分別をしたりしていました。
神奈川県からボランティアに訪れた男性は「距離が遠く、なかなか来ることができなかったが、大型連休ということで微力ながら力になりたいと思って来ました。ニュースなどでは見ていたが実際に来てみて、まだまだこれからだなと感じました」と話していました。
ボランティアを依頼した男性は「自分でも片づけをしてきたが全然終わらなかったので、今回たくさんの人に来ていただいたおかげで非常にスムーズに進みとても助かりました」と話していました。
石川県はボランティアに対して、事前に現地の状況をよく確認したうえで参加するよう求めているほか、休憩や水分補給をこまめに行い体調管理にも注意するよう呼びかけています。
区長“住民間でボランティアの利用 十分に進まず”
能登半島地震の影響が続く輪島市で、地区の区長を務める男性からは、住民の間でボランティアの利用が十分に進んでいないという声が聞かれました。地震で一時、孤立状態となった輪島市の河原田地区は、多くの住宅が全壊や半壊の被害を受け、住民たちは避難生活を送りながら住宅の片づけに追われています。
河原田地区の区長を務め、避難所の運営に携わっている古谷裕さんによりますと、地区の住民などに会った際に聞き取ったところ、これまでのところボランティアを依頼した住民はほとんどいなかったということです。
古谷さんは、「この地区は山間部で高齢者も多く、『ボランティアの方に申し訳ない』という声も聞く。さらにボランティアの活用方法や連絡手段が分からない人も中にはいて情報不足になっているのが一番大きいと思う。また、2次避難されている方も多く、片づけにまで手が回っていない人も多い」と話していました。
古谷さんは、住民の間でボランティアを利用しやすい雰囲気をつくることが大切だと感じ、この日(26日)も地区を回って住民に利用を呼びかけました。
このうち、最近まで避難していて自宅に戻ってきたばかりだという84歳の男性は、ボランティアを頼みたいものの、どのような作業をしてくれるかや連絡方法などが分からないとして1人で、散乱した家財道具やガラスなどの片づけをしていました。
男性は「手伝ってもらえると助かるが、分からないことも多く、ボランティアには頼めていない」と話していました。
古谷さんは、「ボランティアの力も借りて、早く復旧作業を進めることが大切だと思うので、地区の住民に地道に声をかけていくしかないです」と話していました。
社会福祉協議会“ニーズの把握と住民への周知を強化”
石川県輪島市の社会福祉協議会は、住民からのボランティアの依頼の数は大型連休に向けて増加している一方で、被害状況と比べると依然として依頼が少ないとして、さらなるニーズの把握と住民への周知を強化していくとしています。住民からのボランティアの依頼を受け付ける窓口となっている輪島市社会福祉協議会によりますと、依頼の数は大型連休に向けて増えていて、最近は1日あたり40件ほどで、先月と比べると2倍ほどだということです。
これについて、介護福祉課の荒木正稔課長は「これまでの周知と町なかでの活動によって、住民の間でボランティアが徐々に浸透してきた」とする一方で、「被害状況に比べると、依然として依頼が少ない状況だ」と話しています。
石川県の発表によりますと、今月23日時点で、輪島市では全壊や半壊など14800棟余りの住宅が被害を受けていますが、社会福祉協議会が25日までに受け付けたボランティアの依頼の数は、2200件余りだということです。
社会福祉協議会は利用が進んでいない背景について、避難生活の長期化で住宅の片づけまで手が回っていなかったり、事前の調査や作業の際に必要な現地の立ち会いが難しいことなどを挙げています。
また、ボランティアの制度を知らずに依頼が出来ていない住民も少なくないとして、利用を呼びかけるチラシを配っているほか、見守り支援の活動のなかで、ニーズの把握や周知を強化することにしています。
荒木課長は「地元に住民のみなさんが戻ってきたときに利用してもらえるよう、丁寧に説明しながら進めていきたい。ボランティアの活動によって、被災した人も復興に気持ちを向けることができると思うので、少しずつでも継続できるよう、地道に周知していきたい」と話しています。
専門家“行政側からニーズのくみ取りを”
災害ボランティアに詳しい神戸大学の室崎益輝名誉教授は、能登半島地震の被害状況に対し、住民からのボランティアの依頼が少ない現状について、「被災者は声を上げることすらできない人がたくさんいるし、ボランティアに頼んでいいのか迷ってる人もすごくいる。ニーズが上がってくるのを待っていたらだめで、行政側からくみ取りに行くことが必要だ」としています。そして、「困ったときはお互い様なので、被災した方もちゅうちょすることなくボランティアの支援を求めていかないといけない。ボランティアが地域に入れば、にぎやかさや活気につながっていくと思う。できるだけ多くの人が被災地に駆けつけて被災者の声を聞いてほしい」と話していました。
その上で、今後の課題について、「ボランティアの利用が進まないと生活再建ができず、仮設住宅や避難所で暮らし続けることになり、被災者自身の健康や暮らしにも影響が出てしまう。さらに、こうした状況が続くことで復興が遅れると、どんどん能登から外に出て行く人が多くなって、大幅な人口減少にもつながりかねない」と指摘しています。
長野 松本の上高地で「開山祭」 今シーズンの山の安全を祈願https://t.co/Hjn74o703C #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) April 27, 2024
北アルプスの山々を望む全国有数の山岳リゾート、長野県松本市の上高地で「開山祭」が行われ、関係者などが今シーズンの山の安全を祈願しました。
北アルプスの穂高連峰や槍ヶ岳の登山口となる上高地では27日、「河童橋」のたもとで開山祭が行われ、観光関係の人たちなど70人ほどが集まりました。
スイスの伝統楽器「アルプホルン」の演奏で観光シーズンの幕開けを告げたあと神事が行われ、関係者たちが玉串をささげて今シーズンの山の安全を祈りました。
27日は大型連休の初日とあって大勢の観光客が訪れ、雄大な山々を写真に収めていました。
松本市によりますと、去年、上高地を訪れた観光客の数はコロナ禍前の2019年より8万人余り多い132万人余りに上っていて、ことしはさらに増える見込みだということです。神奈川県から訪れた60代の女性は「初めて足を運びましたが、景色がとても美しいので心が洗われます」と話していました。
上高地観光旅館組合の青※ヤギ浩一郎 組合長は「川がきれいで雄大な山々も魅力的なので、上高地に足を運んで、自然を堪能してほしいです」と話していました。
※「柳」のつくりの左が「タ」で、1画目が上に突き出る。
湖西道路と琵琶湖大橋の間の国道が4車線化 渋滞緩和へ 大津 #滋賀NEWSWEB https://t.co/RbCenYGSlA https://t.co/RbCenYGSlA #滋賀NEWSWEB
— NHK大津 (@nhk_otsu) April 26, 2024
渋滞が課題となっていた湖西道路と琵琶湖大橋とをつなぐ大津市内の国道の一部の区間が、26日から片側2車線ずつの4車線に拡幅されました。
4車線化されたのは、国道477号線の大津市真野の清風口交差点と真野2丁目交差点の間のおよそ1.9キロの区間です。
この区間は、国道161号線の湖西道路と琵琶湖大橋とをつなぐ道路で、物流を担うトラックや帰宅する車などで特に平日の夕方の時間帯に渋滞が発生していました。
地元の自治連合会が渋滞を緩和してほしいと要望したことなどを受け、滋賀県道路公社が去年(R5)5月から工事に着手し、片側2車線ずつの4車線に拡幅したほか、事故を防ぐ中央分離帯を設けて26日から全線で通行できるようになりました。
地元の自治連合会の西上清紀 会長は「地元の生活道路が土日に限らず平日も混んでいたので、4車線になったことで住民が使いやすい道路になってほしいです」と話していました。
滋賀県道路公社道路整備課の中井達郎 副主幹は「今回の大津市側だけでなく、琵琶湖大橋を渡った守山市側でも4車線にする工事に着手しているので、取り組みを進めていきたい」と話していました。
#アウトドア#交通