【大王製紙事件】電話一本で巨額融資 有無言わさぬ創業家の威光「会社はすべて井川父子のもの」
同社関係者は「電話一本で目的を告げず、しかも無担保で億単位の金を出させる。普通の会社ではあり得ない」とため息をもらす。
今年３月、息子の莫（ばく）大（だい）な借り入れを知った高雄氏は「２度と勝手にカネを借りるな！」と激怒したという。だが井川容疑者は父に内緒で“暴走”を続けた。
結局、自らの不祥事によって高雄氏が顧問を解任されるなど、創業家一族は経営の主要ポストから外された。同社は皮肉な形で「普通の会社」へと舵を切ることになった。
【大王製紙事件】カジノに導いた“闇の紳士“たち 芸能界とつながり深い元俳優、金融業者…
関係者によると、井川容疑者を海外でのカジノ遊びに導いたのは、六本木でナイトクラブを経営していた元俳優の男性とされる。
