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豪ドル高騰、ワイン業界を直撃−ボルドーなど欧州産、割安で人気上昇

  豪ドルはユーロに対して過去最高水準にあるため、豪州の人々は輸入ワインをこれまでにないほど購入しやすくなっている。

  このような変化を背景に、豪州国内のワイン生産業者は困難な状況に陥っている。豪州は欧州以外では輸出量で世界最大のワイン輸出国。豪州政府の輸出担当当局ワインオーストラリアによると、輸出量は昨年、10年ぶりの低水準に落ち込み、輸出総額は前年比10%減の18億9000万豪ドルとなった。


  上場されているワインメーカーとしては世界2位で、「リンデマンズ」と「ペンフォールド」の銘柄を保有するトレジャリー・ワイン・エステート(メルボルン)は、最大の市場である米国での売上高が2010年7−11年6月に15%減少し8億300万豪ドルとなった。影響は欧州向けの方が大きい。ユーロは豪ドルに対し過去3カ月間で7.8%下落しているのに対し米ドルは1.4%の下げにとどまっている。