「経済への下向きの圧力は従来の予想以上に大きい」
「第1・四半期の経済成長率は当初予想していた8.5%に届かず、8.2─8.3%程度となる可能性がある」
2011年第4・四半期の中国の国内総生産(GDP)伸び率は前年比8.9%だった。
同氏はまた、第2・四半期には8%程度あるいはそれを下回る水準まで成長がさらに鈍化し、底入れする公算が大きいとした。
その上で、第2・四半期の成長率が8%を割り込むかどうかは金融政策次第とし、「金融政策はやや緩和される可能性が高い」と指摘、中国人民銀行(中央銀行)は今後も預金準備率の引き下げを続ける見通しだと述べた。
中国では過去数カ月間、消費の鈍化が主に景気の足を引っ張っているものの、堅調な投資を考慮すると急激な景気減速の可能性は依然低いとの見方も示した。